なんでなんでのカタルシス
スーパーで欲しいお菓子が買ってもらえなくて、お菓子売り場の通路で駄々をこねまくる子供のように
となりのトトロの中で、どこだったかメイちゃんがトウモロコシを抱えて大泣きするシーンがあったような記憶だけど、まさにそんな感じで
彼の前で泣いたことなんて、今までたくさんあるのだけども、今回はその最大級
彼の膝枕状態で、わぁぁぁぁぁんと声を上げ、鼻水を垂らし、足をバタバタさせ、彼の腕をがっしり掴み、もう
これでもか!身体中の水分全部出るんちゃうか!?
という勢いで大泣きしました、昨日。
元はと言えば、ちょっと不調だった彼を励ましたくて、でもなかなか彼に響かなかったことが発端で
「私はあなたにこれまでの人生で大変だった分を補ってあまりあるくらいこれからは幸せになってほしいんだよ」と話し始めた辺りから涙がぽろぽろ
んで、それから何故か、「なんでなんだ!」の嵐
なんで私の言葉は届かないの
なんで私はまだ足りないの
なんで私の頑張りはいつも違うの
こんなに頑張ってるのに
生きるためにこんなに頑張ってるのに
歯を食いしばって顎痛めるくらいなのに
なんで普通の人みたいに働いたり
好きな人とすんなり結婚したり出来ないの
なんで私は足りないの
なんでこんなに頑張ってるのに!!
ここ数週間、なんだか涙が出そうで、でも泣くことは出来なかった、出て来れなかった涙たちが一斉に大爆発したみたいな
真衣はえらいんだよ
真衣はがんばってるんだよ
ワシはちゃんと知ってるんだよ
泣いていいよ、泣け泣け
全部出しちゃえばいいんだよ
さっきまで険しい顔して妄想や幻聴の話をしてたのは誰だよというくらい、私がこうなると彼は自分の不調なんか忘れて私を守ろうとしてくれる
真衣、言いたいこと言っていいよ
そう言われて出てきたことが
なんで私の給料は最低賃金なのか
という事はまぁ不満としてはありがちかなとは思うんだけど
その次に
ボイジャー計画(※NASAによる宇宙探査計画、結構昔の)は酷い!
ボイジャー1号も、2号も、はやぶさみたいに地球に帰ってくるんじゃなくて、ずっとずっと広大な宇宙を進んで行くんだよ。おうちにはもう帰ってこられないんだよ。そんなの悲しすぎる!せめて太陽系網羅したら地球に帰ってこれるように設計してあげたらよかったのに!仲間もいなくて、暗くてコンビニもない宇宙をひたすら進んで探査させるなんて、私には悲しすぎる!!!
と、興味のない人はボイジャーという言葉すら知らないんじゃないかと思われるんだけど、そんな宇宙計画のことを泣きわめきながら話してて(笑)
でも彼も私の腕を撫でながら、
ボイジャーはきっと寂しいよね、でも真衣がこれだけ考えてくれてボイジャーもきっと嬉しいと思うよ。ボイジャーには使命があるからね、きっとボイジャーも使命を果たせて嬉しいと思うよ。
と、私の「今その話する?」の極みのようなボイジャー話を決して否定せず寄り添ってくれて
泣き止ませるわけでもなく、ただただ泣かせてくれて
えらいね、がんばってるね、って声をかけてくれた
今までの人生で、「泣くな!」って言われてきたことが多かったから、泣いていいって言われるのにすごくびっくりしたんだけど、この人の前では泣いていいのかって思うと、心の中から色んなものが出てくる感じがして、口からも色んな言葉が出て、こんなこと悲しかったんだ、不満だったんだ、辛かったんだって自分でも意外だった。
途中から両鼻が完全に詰まっちゃって(なんで泣くと鼻が詰まるんだろ…)息できなくなりそうで、泣くのも強制終了的に終わったけど(笑)とりあえず、心の中に溜まってたいろんなもの、少しは出たんじゃないかなぁと思った。
今もまだ涙が残ってる感覚はあるけど、気持ちとしては少し楽で柔らかい感じがするよ。
(ちなみに泣き止んだあとは彼と梨をしゃくしゃく食べました。梨おいしいよね、大好き♥)
自分の家に帰ったら、もう泣きすぎてぼーっとしてたけど、彼とまたメールで話してたら彼から
カタルシスが起きたんだね
ってきて、カタルシスなんてかっこいい言葉を使うなぁって尊敬した(笑)
それに、
真衣の幸せのことを考えると、クリエイティブなことやいい方向に考えられる。
真衣はワシの半分なんだと思った。
ってメッセージ来て、スピリチュアル傾倒してたころ「ツインレイ」ってよく聞いたけど、別にスピリチュアルに考えなくても、この人が私の半分だって思えるのは素敵なんじゃないかなって思った。
あなたも、私の大切な半分だよ。
そう思い合える人と出会えて、お付き合いできて、ここまで絆を深められてること。
もはやそのことは、結婚という形なんか飛び越えて(結婚もするけれど!)すごくすごく尊くて素敵なことなんじゃないかなぁって感じた。
私は、今大切な奇跡を生きてるのかもしれないなぁって
大切な経験をしているのかもしれないなぁって
何となくだけど、そう思えた、昨日のカタルシスでした(笑)