蝶の羽ばたき

「元の自分に戻るため」の一歩を踏み出した、結構いい歳の私の記録。なんでも書きます。

The shapes of Love

先週金曜日は、テレビでるろうに剣心映画を放送してました✨私はかっこいいアクション満載の映画は大好きだし、原作の漫画も途中までは昔読んでたこともあって、2回目か3回目の視聴だったけど、また見ちゃいました!

 

やっぱり、文句無しにみなさんかっこいいですよね…!!アクションのレベルが素人目から見ても半端なくて、しかも刀を使っての殺陣もプラスされるわけだし、すごすぎる😳

 

と、惚れ惚れと見ていたのだけど、今回はふと考えてしまうこともありました。前見た時は気にもとめなかったような。

 

志々雄真実一派の中に、駒形由美という女性がいます。映画では高橋メアリージュンさんが演じてらしてこれまた妖艶で綺麗なのですが✨

 

映画も終盤のところ。志々雄vs剣心になった時に、志々雄が、志々雄の前にかばうように立った由美ごと、剣心を突き刺して深手を追わせるシーンがあります。

 

その時志々雄は「油断したな」と不敵に笑うわけですが、剣心は「愛する人を裏切ってまで」と言うのです。

 

でもその後、瀕死の由美を階段まで志々雄が運ぶ時に由美は言うわけです。

「嬉しい、初めて戦いのお役に立てた」って。

その時、由美なりの「愛の形」がハッキリと表現されているように感じて。

由美にとっては心から愛する人の目指すものが自分の目指すもの。愛する人がそれを掴み取ることこそが、自分の幸せ。自分がその一助になれたらと、ずっと願っていたんだと思います。

それこそ、由美の心の中には志々雄真実しかいなかったのかもしれない。心の中を愛する人でいっぱいにして、自分に出来ることをその人に与えていく。

ただ、身の回りのお世話をしたりするだけでは、由美にとっては足りなかった。

彼女は、愛する人が本当に望むものが分かっていたからこそ、そこの助けになることこそが自分の愛だと思っていたのではないかなぁ…

志々雄真実が掴み取りたいものは、戦いの果てにあるものだった。だからこそ、「戦いのお役に立てた」と感じられたことは、由美にとっては魂が震えるほどの喜びだったのかもしれない。

 

そしてきっと、志々雄真実の方もそれを分かっていたからこそ、あの時由美も刺したのでしょう。

剣心は「裏切り」と言ったけれど、あの2人にとってはあれはあの瞬間貫かれた「愛」だったのだと思いました。

 

 

以前は、私も「愛」と言えば、その人のことをたくさん想って想って、その人のためにたくさん何かをしてあげて、自分を捧げる…そんな形が愛だと思っていました。そうしてもらうことも幸せだと思っていました。

 

 

けど最近、オーラソーマに出会ったり、いろんな人たちの生き方や考え方に触れる中で、それだけが「愛の形」ではないのだと知りました。

 

 

昨日は、精神や発達に障害がある子供たちの歯科診療を、時間が取れる休診日に受けているという歯科医師さんの話をテレビで見ました。

障害のある子たちは、歯医者さん苦手な子が多いんじゃないかと思います。普段行かない慣れない場所と人、大きな音のする器具、自由に動けない制約のある診療、ずっと口を開けているのも難しい子もいるはず。

中には嫌がって暴れたり、逃げ出したりしてしまう子もいるでしょう。

 

でもその歯科医師さんは、「言い方は悪いかもしれないけどさ、俺が面白いんだよね!」ってインタビューで話してらっしゃいました。

それを聞いた時に、「これはこの人の愛だなぁ」と思いました。

 

ネガティブに、不利に、悪いところになりがちな「障害」という部分を、ただのその子だと見て、可哀想がったり特別視したりせずに、むしろ面白がる。

あの方は、どんな人も、その人のままをまっすぐ捉えてらっしゃるんだなぁと感じました。

 

駐車場まで来たのに嫌で走って逃げちゃう男の子にも、「だーいじょうぶだよ、あいつはいつもああだから!」とあっけらかん!

人って、そのままでいられるってわかると、安心するところあるんじゃないかと思います。

だから、私はその歯科医師さん、口は悪かったけど(笑)その人の愛は深くて広いなって感じました。

 

 

私も今は、人との距離感や、愛の形や伝え方など、いろいろ模索中。

以前は形にこだわったり、言葉にこだわったり、行動にこだわったりしたこともあったけど、今は少しずつ変わってきてる気がします✨

 

みなさんの愛の形は、どんな形でしょうか?😊