蝶の羽ばたき

「元の自分に戻るため」の一歩を踏み出した、結構いい歳の私の記録。なんでも書きます。

最高の「おめでとう」

「おんに、本当におめでとう。よく頑張ったよ」

 

私が、一番欲しかった「おめでとう」

大好きな、大切な妹からの「おめでとう」

 

私が障害や症状で色々大変なこともありつつも、仕事や人間関係や普段の生活も、壁や問題にぶつかり悩みながら今まで自分なりの頑張りを重ねてきたことを、一番近くでずっと見守ってくれていた妹。

物事や人の真実を見抜き、先のことまで見通せる聡い子。だからこそ、発達障害精神疾患を持つ私とパートナーの結婚には、誰よりも現実的なシビアな目を向けてきていたのだと思う。

それは私やパートナーが幸せになるようにという彼女なりの愛情からだったのだけども、当初私はその愛情を上手に受け取れなかった。

 

「大好きな妹に自分の幸せを反対されている」と思っていた私と、私が苦労したり泣くのを見たくないが故に言葉がキツくなってしまう妹は、彼の話や結婚の話になる度にぶつかってきた。

大げんかになったり、私が感情を爆発させてしまったり、そんなことは何度もあった。

でもその度に最後には話し合い、妹がこんなことを言うのは私の結婚に反対だからではないということが分かってきた。

そして、妹からのアドバイスも、なるほどと納得できれば取り入れたりできるようになったし、私も自分の思いをちゃんと感情的にならずに伝えられるようになった。

 

妹は、私の幸せを願うが故に、と同時に、母が亡くなってからは私に対して「安心感」を感じてくれていたので、その私が結婚することに対して寂しさや不安感を感じていた。

「おんにが家にいてくれると、ホッとできるんよ」

私は彼女がそんな風に感じているなんて、知らなかったから、そう言われた時はびっくりしたけど。

「おんにが苦労したり傷ついたりして泣くのを見たくない」

そう言われた時は、妹なりの可愛くもしっかりした愛情をとても感じた。

 

私は妹の思いやペースも尊重しつつ、自分たちのペースも尊重できるように、結婚のことはゆっくり進めることにした。

結婚の話自体は付き合った頃から出てはいたのに、なんだかんだと延び延びになり今になったけども、私と彼の関係性から見ても、妹のペースを尊重するということから見ても、とてもいいペースで進んでこられだと思う。本当に無理がなかった。

 

顔合わせも終わり、いよいよ入籍。

それでも生活のペースは急には変えないからね(これは環境の変化に弱い私自身のためでもある)。

と伝えると、

 

おんに。

もし今後の生活で何か困ったことがあったら、私にも言ってね。頼ってね。早めに言うんよ。

(入籍)当日は恥ずかしいから、今。

おめでとう。よく頑張ったよ。おんにはすごいよ。

 

その言葉を聞いたら、私はもう胸がいっぱいになってしまった。

いっぱい過ぎて涙も出ないくらい、心がいっぱいになった。

 

私の1番の理解者でありサポーターであり、でも可愛い可愛い大事な妹。

 

その妹からの「おめでとう」は、私が誰からよりも欲しかった「おめでとう」だった。

 

2人でハグして

これからも姉妹で連絡は取り合って、助け合って、協力し合っていこう!

うちらの絆は永遠!!

と、約束しました。

 

本当に嬉しかった。

どんなお祝いより、嬉しかった。

 

あなたのおんにでよかった。

あなたが妹でよかった。

 

これからも、よろしくね。